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保護者向け

中高生支援で大切にしていること - 4月の活動を振り返って

2026年4月の中高生向け活動を途中で振り返って、narZEで大切にしている4つのことをまとめました。

#中高生#ふりかえり#支援方針
中高生支援まとめ — 陶芸、機織り、ドローン、本、マルシェ、対話など、これまでの活動を一枚にしたコラージュ風の水彩画

「あの子、最近よく家で『narZE で〇〇したいんだよね』って話すんですよ」

先日の保護者面談で、ある中学生のお母さまから、こんな話をうかがいました。家での会話に narZE が登場するようになったのは、ここ1〜2ヶ月のこと。私たちには見えない、家での小さな変化が、そんなふうに伝わってきます。

4月から始まった春のシーズンも、もう中盤に入っています。今日はあえて途中のタイミングで、保護者の方に向けて、ここまで私たちが中高生支援で 大切にしてきたこと を、4つの軸で振り返ってみたいと思います。

1. 「成果物が残る」活動を組み立てる

中高生は、自分の取り組みが「形」になる ことで、達成感と次への意欲を得やすい時期です。

人形劇の台本、ドローンを動かすコード、機織りで仕上がった一枚の布、撮影班の編集動画、マルシェ用の試作品 ─ この2ヶ月で生まれてきたものが、教室のあちこちに残っています。

形に残る ─ それは、後から本人が振り返れる 証拠 でもあります。「私、ちゃんとやってきたんだな」と、自分で確認できるものを、意識的に増やしていきました。

2. 「役割」を本人が選ぶ場面を増やす

集団活動では、役割を一方的に決めるのではなく、複数の選択肢を提示して本人に選んでもらう ようにしています。

「人形劇の演者と、背景制作チームと、進行役、どれが合いそう?」「マルシェで接客やりたい人?レイアウト作る人?」と聞く。最初は「どれでも…」と答えていた子も、回を重ねるにつれて「私、これがいい」と即答できるようになってきています。

「決めさせる練習」を 毎回小さく 積み重ねることが、卒業後の主体性につながると考えています。

3. 「言葉にする」訓練を活動に組み込む

チェックインスピーチ(毎回1分)、振り返り発表、自分取扱説明書づくり。毎回の活動に「自分の考えを短く言語化する」場面を入れています。

スピーチが苦手な子にも、事前メモを用意したり、選択肢から選ぶ形にしたり、短文 OK にしたり ─ スモールステップで参加できる工夫 を重ねました。

1ヶ月前は1分話すのにつかえていた子が、今は2〜3分、自分のペースで話せるようになってきました。学校では発表に手が挙がるようになったというご報告も、何件かいただいています。

4. 「地域での自立」を見据える

毎週金曜の地域学習、通信制高校のレポートサポート、企業からの課題への取り組み、マルシェでの接客練習。卒業後の進学・就労・地域生活を視野に入れて、社会との接点 を意識的に作っています。

中高生のうちに「自分で動いてみる」経験の量を増やしておくことが、その後の選択肢を広げる鍵だと感じています。施設の中だけで完結する活動より、ときに不便でも、外と関わる時間を大切にしてきました。

保護者の方へ

中高生は、家庭でもっとも難しい時期かもしれません。学校での話を聞かせてくれなくなる、機嫌の変化が大きい、進路への不安が言葉にならない ─ いろんな相談を、面談でいただきます。

私たちにできるのは、「家でない場所での本人の姿」を、お伝えすることです。家では見せない表情、家では出ない言葉、家では取らない行動。それを、私たちが見ている範囲でお伝えすることで、本人の全体像が少し見やすくなるかもしれません。

夏休みの過ごし方、進路の相談、家での関わり方。気になることがあれば、いつでも個別にお話しする時間をお取りします。

ここまでありがとうございました。これから夏に向けても、本人のペースを尊重しながら、社会へ少しずつつなぐお手伝いを続けてまいります。


各活動の詳細は、本ブログの活動報告カテゴリからご覧いただけます。

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